【エックスサーバーとConoha WINGを8項目で比較!】どちらがおすすめかを説明!

人気レンタルサーバーであるエックスサーバー(Xserver)Conoha WINGの違いをまとめました。
どちらにするか迷われている方は、参考にして頂けると幸いです。

 

因みに、エックスサーバーとConoha WINGが、現時点ではレンタルサーバー界の2大勢力と言っても過言ではありません。
正確には、運営会社のエックスサーバー株式会社とGMOグループの2大勢力といったところですね。

レンタルサーバー選びに迷ったら、取り合えずエックスサーバーかConoha WINGのどちらかを選んでおけば問題ないです。
口コミをチェックしてみても、同様の声は多いです。

 

エックスサーバーとConoha WINGを8項目で比較!

今回は、エックスサーバーとConoha WINGを8つの項目で比較してみました。

エックスサーバーConoha WING
料金月額880円~月額968円~
WEBサーバーNginxApache+Nginx
ディスク容量(SSD)500~700GB300~500GB
転送量無制限無制限
メモリ / CPU6~10コア / 8~16GB6~10コア / 8~16GB
コントロールパネル使いやすい使いやすい
高速化機能ありあり
バックアップ機能毎日自動バックアップ(14日分)毎日自動バックアップ(14日分)

ほとんどの項目で同じ条件になっていますね。

料金

まずは、エックスサーバーとConoha WINGの月額料金で比較してみます。

※両レンタルサーバー共に初期費用は無料(0円)です。

ブランド名プラン6ヶ月12ヶ月24ヶ月36ヶ月
エックスサーバースタンダード
個人向け
1,210円1,100円1,045円990円
プレミアム
法人向け
2,420円2,200円2,090円1,980円
ビジネス4,840円4,400円4,180円3,960円
Conoha WINGベーシック
個人向け
1,100円990円935円880円
スタンダード
法人向け
2,365円2,145円2,035円1,925円
プレミアム4,730円4,290円4,070円3,850円

※3ヶ月契約もあります。

今までは、Conoha WINGの方が安いイメージでした。

ですが、2023年2月よりConoha WINGには「サービス維持調整費」というものが導入され、10~20%程度が上乗せされるようになりました。
それにより、両社に大きな違いが無くなりました。

その為、料金面ではどちらを選んでも大差はないです。

WEBサーバー

次は、WEBサーバーで比較してみます。

公表されているデータを確認してみると、エックスサーバーは「Nginx」、Conoha WINGは「Apache+Nginx」となっています。

エックスサーバー:Nginx
Conoha WING:Apache + Nginx

Nginx(エンジンエックス)について

Nginx(エンジンエックス)とは同時処理が得意なWEBサーバーで、複数ユーザーの同時アクセスにも強いと言われています。

つまり、複数ユーザーが同時にアクセスしてきてもサイトの表示速度が落ちにくいというメリットがあります。

また、例えば、ニュースなどで自サイトが取り上げられた時に一時的にアクセスが爆増することもあります。
その場合でもサイトが落ちにくいというメリットもあります。

Apache(アパッチ)について

Apache(アパッチ)は昔から利用されてきたWEBサーバーで、以前はWEBサーバーと言えばApacheというくらいのシェアを誇っていた時代もあります。
まだまだApacheも人気があり、実績のある安定したWEBサーバーと言えます。

エックスサーバーも内部ではApacheが?

WordPressでは必須の.htaccessは本来Apacheで利用できるファイルであり、Nginxでは利用できません。
ですが、エックスサーバーではNginxを採用しているにもかかわらず.htaccessが動作します。

これは、エックスサーバーも内部ではApacheが動作している可能性が高いです。

つまり、WEBサーバーで比較すると、エックスサーバーもConoha WINGも差はないということになりますね。

ディスク容量(SSD)

まず、ストレージとしてエックスサーバーもConoha WINGも、HDD(ハードディスク)よりも読み込みが高速なSSDを採用しています。
ただ、エックスサーバーは、より高速なNVMe SSDを採用しています。

さらに、ストレージの容量もエックスサーバーの方がかなり多いです。

詳しくはこちらの表でチェックしてください。

ブランド名プラン容量
エックスサーバースタンダード
個人向け
NVMe 500GB
プレミアム
法人向け
NVMe 600GB
ビジネスNVMe 700GB
Conoha WINGベーシック
個人向け
SSD 300GB
スタンダード
法人向け
SSD 400GB
プレミアムSSD 500GB

転送量

転送量とは、ざっくりというと通信データ量のことです。
スマートフォンで言うところのパケット通信量みたいなものです。

一般的に、テキスト(文章)中心のサイトであればさほど大きくはならないですが、画像や動画を掲載していると大きくなります。

アクセス数が増えれば増えるほど転送量は多くなるので、サイトが育ってくると転送量にも注意しておく必要があります。

とは言え、エックスサーバーもConoha WINGも「無制限」となっているので、両サーバーで違いはありません。

因みに、無制限となっていても、あまりにも転送量増えすぎると制限を受けてしまうこともあります。
その場合には、レンタルサーバー会社から連絡があるはずなので、その指示に従って対応しましょう。

メモリとCPU

今度は、メモリとCPUで比較してみます。
比較表はこちらです。

ブランド名プランメモリCPU
エックスサーバースタンダード
個人向け
6コア8GB
プレミアム
法人向け
8コア12GB
ビジネス10コア16GB
Conoha WINGベーシック
個人向け
6コア8GB
スタンダード
法人向け
8コア12GB
プレミアム10コア16GB

CPUとメモリでの比較でも、どちらも同じスペックになっていますね。

コントロールパネル

コントロールパネルについては、個人的にはエックスサーバーがシンプルで使いやすいです。
エックスサーバーのコントロールパネル
Conoha WINGのコントロールパネルについてもシンプルですが、よりシンプルで直感的に利用できるのはエックスサーバーです。

また、Conoha WINGについては、コントロールパネルの動作が少し重いです。
ツイッターにもコントロールパネルについての口コミがありました。


私は超絶重いとまでは思いませんが、同様にストレスを感じている方はいるようです。
WEBサイトに関しては超高速なので問題のですが、コントロールパネルの遅さは少し問題ですね。

ということで、コントロールパネルに関してはエックスサーバーの方が使い勝手が良くておすすめです!

高速化機能

エックスサーバーにもConoha WINGにも高速化処理のための設定機能が備わっています。

エックスサーバーでは、以下の高速化設定機能が用意されています。

・Xアクセラレータ
・ブラウザキャッシュ設定
・OPcache(PHP高速化モジュール)
・XPageSpeed(データの最適化を行う)

 

また、Conoha WINGでは以下の高速化機能を設定することが出来ます。

・コンテンツキャッシュ(コンテンツをキャッシュすることで、WEB上サイトの高速化)
・ブラウザキャッシュ
・OPcache(PHPプログラムのキャッシュを利用した、PHP高速化モジュール)
・WEXAL(WEXAL® Page Speed Technology)

WEXALとはKUSANAGIの提供を行っているプライムストラテジー株式会社が開発を行っているWEBサイトの高速化エンジンです。
画像やHTML、CSS、Javascriptなどのリソースを圧縮化して軽量化してくれる仕組みで、それにより転送データの削減を行うことが出来ます。

バックアップ機能

バックアップ機能については、エックスサーバーとConoha WINGで以下の様に公表されています。

ブランド名バックアップ機能
エックスサーバー サーバー上のデータを毎日自動でバックアップし、サーバー領域のWeb・メールデータ「過去14日分」、MySQLデータベース「過去14日分」のデータを保持しています。
Conoha WING 標準搭載。Webサイト、メール、データベースのデータを1日1回バックアップし、過去14日分を復旧用データとして利用可能。

どちらとも、WEB上のデータ、メールデータ、データベースを14日分、自動でバックアップを取ってくれているようです。

【復元について】
エックスサーバーの場合には、コントロールパネル上からバックアップデータの取得または復元の申請を行うことが出来ます。
エックスサーバーのバックアップデータ復元画面

また、Conoha WINGもコントロールパネル上からバックアップデータを選択して復元することが可能になっています。
Conoha WINGのバックアップデータ復元画面

バックアップ機能については、エックスサーバーもConoha WINGも同じ内容ですね。
また、バックアップデータからのデータ復元(リストア)についても、どちらも大きな差はないです。

エックスサーバーとConoha WINGはどちらがおすすめ?

正直、エックスサーバーとConoha WINGにスペックなどに大きな差はないです。

どちらにするか迷われている方は、以下を参考に選択して貰えればと思います。

エックスサーバーをおすすめする人

エックスサーバーは、高速で安定したサーバーをお探しの方におすすめです。
また、コントロールパネルもシンプルで使いやすく、WEB上に情報量も多いので、初心者の方にもおすすめです。

Conoha WINGをおすすめする人・おすすめしない人

Conoha WINGは、とにかく高速なレンタルサーバーをお探しの方におすすめです。

ただし、Conoha WINGは、口コミをチェックしているとサポート面での不満が多いです。

充実したサポートを望まれている方にはおすすめできないです。

エックスサーバーとConoha WINGで決められなければ

それでも、エックスサーバーとConoha WINGで決められなければ、取り合えずエックスサーバーを利用しておけば間違いはないです。

エックスサーバーは運用も安定していて、サポート対応も悪くありません。
高スペックでWEBサイトの表示速度も速いので、ストレスのないサイト運営が可能になっています。

それに、10日間の無料お試し期間があるので、事前に使用感や機能、速度などをチェックした上で契約することが可能です。

ツイッターの口コミで比較

エックスサーバーとConoHa WINGで、性能に大きな差はないという口コミがありました。


私も、特に大きな差はないと思います。
体感速度もほぼ同じです。

ただ、このような口コミも見つかりました。


ツールを使って測定すると、Conoha WINGの方がモバイル表示で速かったとのことですね。

最後に!

人気レンタルサーバーであるエックスサーバーとConoha WINGについて、8つの項目で比較しました。

正直、この2つのレンタルサーバーに大きな差はないです。

敢えて言うと、エックスサーバーの方がコントロールパネルがシンプルで使いやすいです。
それに、Conoha WINGはサポート面での不満も見られました。

 

どちらのレンタルサーバーにするか迷われた方は、とにかく速さにこだわりたい方にはConoha WINGをおすすめします。

ですが、そうでなければ、取り合えずエックスサーバーを利用しておけば問題ないです。
エックスサーバーも十分高速で、安定性にも優れているので、おすすめです。