【エックスサーバーとロリポップを10項目で比較!】どちらがおすすめ?

人気レンタルサーバーであるエックスサーバー(Xserver)ロリポップ!(LOLIPOP!)の10項億で比較してみました。
エックスサーバーとロリポップ!で迷われている方は、参考にして頂けると幸いです。

 

因みに、エックスサーバーはエックスサーバー株式会社運営するレンタルサーバーで、アフィリエイターだけでなくビジネスでの利用者も多いです。

ロリポップ!はGMOペパボが運営しており、低価格帯のレンタルサーバーとして人気です。
価格を抑えてアフィリエイトやブログを始めたい方に最適です。

エックスサーバーロリポップ!
運営会社エックスサーバー株式会社GMOペパボ株式会社
住所(本社)大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪タワーA 32F東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
設立2004年1月23日2003年1月10日
資本金1億円2億6,222万円
会社HPhttps://www.xserver.co.jp/https://pepabo.com/
サービスサイトエックスサーバーロリポップ!

レンタルサーバー選びに迷ったら、取り合えずエックスサーバーかロリポップ!のどちらかを選んでおけば問題ないです。

エックスサーバーとロリポップ!を10項目で比較!

今回は、エックスサーバーとロリポップ!を10の項目で比較してみました。

エックスサーバーロリポップ!
料金月額990円~月額99円~
WEBサーバーNginxLiteSpeed
ディスク容量(SSD)300~500GB100GB~1.2TB
転送量無制限無制限
メモリ / CPU6~10コア / 8~16GB非公開
コントロールパネルオリジナル開発オリジナル開発
高速化機能ありあり
バックアップ機能自動バックアップ
(14日分データ保存)
自動バックアップ
※ハイスピードプラン以上
セキュリティ対策WAFありWAFあり
サポート電話、メール、チャット電話、メール、チャット
(電話はスタンダードプラン以上)

料金

まずは、エックスサーバーとロリポップ!を月額料金で比較してみます。

※両レンタルサーバー共に初期費用は無料(0円)です。

ブランド名プラン1ヶ月3ヶ月6ヶ月12ヶ月24ヶ月36ヶ月
エックスサーバースタンダード1,320円1,210円1,100円1,045円990円
スタンダード2,640円2,420円2,200円2,090円1,980円
ビジネス5,280円4,840円4,400円4,180円3,960円
ロリポップ!エコノミー198円198円198円198円198円99円
ライト550円495円462円418円352円220円
スタンダード1,100円1,045円935円770円605円440円
ハイスピード1,430円1,320円1,210円990円935円550円
エンタープライズ2,640円2,640円2,420円2,365円2,255円2,200円

ロリポップ!も値上げが実施されて、以前よりは少し高くなりました。
その為、ロリポップ!には以前のような格安サーバー間はなくなりました。

ハイスピードプランになると、エックスサーバーと大きく変わらないですね。
ただ、長期利用(36ヶ月)にするとハイスピードも550円で利用できるのでお得です。

それに、ロリポップ!には格安プランが残されているので、コストを抑えてブログを始めたい方にはおすすめです。

WEBサーバー

次は、WEBサーバーで比較してみます。

公表されているデータを確認してみると、エックスサーバーは「Nginx」、ロリポップ!は「LiteSpeed」となっています。

エックスサーバー:Nginx
ロリポップ!:LiteSpeed

Nginx(エンジンエックス)について

Nginx(エンジンエックス)とは同時処理が得意なWEBサーバーで、複数ユーザーの同時アクセスにも強いと言われています。

つまり、複数ユーザーが同時にアクセスしてきてもサイトの表示速度が落ちにくいというメリットがあります。

また、例えば、ニュースなどで自サイトが取り上げられた時に一時的にアクセスが爆増することもあります。
その場合でもサイトが落ちにくいというメリットもあります。

LiteSpeed(ライトスピード)について

LiteSpeed(ライトスピード)は近年注目されていて、高速なWEBサーバーとして知られています。
ミックスホストやカラフルボックスでも採用されていて、WEBサイトを高速化するためにLiteSpeedを搭載するレンタルサーバーも増えています。

 

ただ、Nginxも十分高速ですし、LiteSpeedも同時アクセスに弱いということではありません。
その為、どちらのWEBサーバーが上ということはないです。

ディスク容量(SSD)

まず、記憶媒体としてエックスサーバーもロリポップ!も、HDD(ハードディスク)よりも読み込みが高速なSSDを採用しています。
そして、その容量は、どちらも300~500GBと同じです。

詳しくはこちらの表でチェックしてください。

ブランド名プランストレージ容量
エックスサーバースタンダードNVMe SSD300GB
プレミアムNVMe SSD400GB
ビジネスNVMe SSD500GB
ロリポップ!エコノミーSSD100GB
ライトSSD200GB
スタンダードSSD300GB
ハイスピードSSD400GB
エンタープライズSSD1.2TB

大きな違いとしては、エックスサーバーが「NVMe SSD」を採用しているところです。
通常のSSDよりも高速で、より速度にこだわりたい方にはエックスサーバーがおすすめです。

それに対して、ロリポップ!はエンタープライズになると1.2TB(1,200GB)もあるので、こちらだと大規模サイトの運営も行えそうです。
また、人気のハイスピードも400GBもあり、より多くの容量が必要な方にはロリポップ!がおすすめです。

転送量

転送量とは、ざっくりというと通信データ量のことです。
スマートフォンで言うところのパケット通信量みたいなものです。

アクセス数が増えるほど転送量は多くなるので、サイトの規模が大きくなると転送量も増えてきます。

ただ、エックスサーバーもロリポップ!も「無制限」となっているので、両サーバーで違いはありません。

因みに、無制限となっていても、あまりにも転送量増えすぎると制限を受けてしまうこともあります。
それは、どこのレンタルサーバーでも同じなので、アクセス数が増えすぎた場合には上位プランへの変更などの対応が必要になります。

メモリとCPU

今度は、メモリとCPUで比較してみます。
といっても、ロリポップ!では非公開となっているので、比較することができませんでした。

一応、エックスサーバーのスペックはこちらになっています。

ブランド名プランメモリCPU
エックスサーバースタンダード6コア8GB
プレミアム8コア12GB
ビジネス10コア16GB

コントロールパネル

コントロールパネルについては、個人的にはエックスサーバーがシンプルで使いやすいです。
エックスサーバーのコントロールパネル
エックスサーバーのコントロールパネルが使いやすいのは、上記画像でも分かるように1つの画面上にすべてのメニューがまとまっているところです。
他社レンタルサーバーだと、どのメニューがどこにあるか探すが大変なこともあるので、その点ではエックスサーバーは優れていると言えます。

ロリポップ!のコントロールパネルについてもシンプルですが、よりシンプルで直感的に利用できるのはエックスサーバーです。

高速化機能

エックスサーバーにもロリポップ!にも高速化処理のための設定機能が備わっています。

エックスサーバーでは、以下の高速化設定機能が用意されています。

・Xアクセラレータ
・ブラウザキャッシュ設定
・OPcache(PHP高速化モジュール)
・XPageSpeed(データの最適化を行う)

 

また、ロリポップ!では以下の高速化機能を設定することが出来ます。

・ロリポップ!アクセラレータ
・WordPressプラグイン「LiteSpeed Cache」

ロリポップ!では、「ロリポップ!アクセラレータ」というキャッシュサーバーを利用した高速化機能が提供されています。
※ライトプラン以上

また、WEBサーバーとしてLiteSpeedを採用しています。
その為、WordPressを利用している場合には「LiteSpeed Cache」という非常に強力な高速化プラグインを利用することもできます。

ロリポップ!では、「LiteSpeed Cache」を利用することで、WEBサイトの表示速度の大きな改善を見込まれます。

バックアップ機能

バックアップ機能については、エックスサーバーにもロリポップ!にも無料で自動バックアップ機能が搭載されています。

ブランド名バックアップ機能データ復元
エックスサーバーサーバー上のデータを毎日自動でバックアップし、サーバー領域のWeb・メールデータ「過去14日分」、MySQLデータベース「過去14日分」のデータを保持。無料
ロリポップ!ハイスピードプラン、エンタープライズプラン限定で利用できる無料の自動バックアップ作成機能あり。無料

エックスサーバーでは、WEB領域、メールデータ、データベース(MySQL)のデータを1日1回、自動でバックアップされます。
過去14日分のバックアップデータが保持され、バックアップデータは復元などで無料で利用することができます。

それに対して、ロリポップ!の自動バックアップ機能は、ハイスピードプラン以上に搭載されています。

その点では、全プランに標準搭載しているエックスサーバーの方が優れていると言えそうですね。

 

因みに、ロリポップ!には有料の「7世代バックアップ」というオプションも用意されています。
月額330円かかりますが、過去7回分のバックアップデータを保持することができ、必要な場合にいつでもバックアップデータを取り出せます。

※エンタープライズプランのみ「7世代バックアップ」を無料で利用することができます。

セキュリティ対策

エックスサーバーもロリポップ!も、いくつかのセキュリティ対策を取れるようになっています。

エックスサーバーでは以下の対応を行うことが出来ます。

・WAF設定
・セコムセキュリティ診断(セコムトラストシステムズ社のセキュリティ診断サービスで、ネットワーク上の脆弱性を厳格に診断)
・FTP制限設定(FTP接続可能なIPアドレスを設定可)
・メールセキュリティ(アンチウィルス、スパムフィルターなど)
・Web改ざん検知機能(ビジネスプランのみ)

【WordPressのセキュリティ設定】
・ログイン試行回数制限
・国外IPアドレスからのアクセス制限
・大量コメント・トラックバック制限
・国外IPアドレスからのコメント・トラックバック制限

 

ロリポップ!では以下の設定を行うことが出来ます。

・WAF設定
・海外アタックガード(特定の海外IPアドレスからのアクセスを制限)
・アクセス制限の設定
・FTPアクセス制限(接続元を制限)
・PC用ウイルス対策ソフト導入(有料・月444 円~)

両サーバー共にWAFを利用できるようになっているのは大きいです。

 

また、エックスサーバーではセコムのセキュリティ診断を実施しているのも大きなポイントです。
外部業者による客観的な診断になり、エックスサーバーの信頼性をより高めるモノになります。

他にも、WordPressに関するセキュリティ対策も充実しており、セキュリティ面ではエックスサーバーの方がかなり充実しています。

サポート

エックスサーバーにもロリポップ!にも電話サポートは付いています。

ただし、ロリポップ!の場合にはスタンダードプラン以上で利用できるサービスになっています。
格安のエコノミーとライトの2プランでは利用できないので注意してください。

ブランド名電話チャットメール
ConoHa WING10:00~18:00(平日)10:00~18:00(平日)24時間受付可
※24時間以内の返信
ロリポップ!10:00~18:00(平日)9:30~:00 / 14:00~17:30(平日)24時間受付可
※原則、24時間以内の返信

エックスサーバーとロリポップ!はどちらがおすすめ?

ロリポップ!はハイスピードプラン以上であれば、LiteSpeedを搭載しており、WEBサイトの表示速度もエックスサーバーに引けを取らないと思います。

ただ、エックスサーバーの方がよりセキュリティ対応が充実しており、安全に利用したい方にはおすすめです。
一方で、ロリポップ!は長期で利用することで料金がかなり抑えられるので、より低価格でレンタルサーバーを利用したい方におすすめです。

どちらにするか迷われている方は、以下を参考に選択して貰えればと思います。

エックスサーバーをおすすめする人・おすすめしない人

エックスサーバーは、セキュリティ重視の方におすすめです。
充実したセキュリティ対策でかなり安全に利用することができます。

また、WEBサーバーにNginxを採用しており、高速で安定したサーバーをお探しの方におすすめです。
さらに、コントロールパネルもシンプルで使いやすく、WEB上に情報量も多いので、初心者の方にもおすすめです。

ただ、格安のレンタルサーバーをお探しの方にはおすすめできません。
エックスサーバーは決して高くはないですが、格安料金のプランは用意されていません。

ロリポップ!をおすすめする人・おすすめしない人

ロリポップ!は、長期での利用を検討されている方におすすめです。
特に、36ヶ月契約にすることで、月々の利用料金をかなり抑えることができます。

また、ハイスピードプランであれば、高速なレンタルサーバーをお探しの方にも最適です。

ただし、下位のエコノミープランとライトプランは、あまりおすすめしません。
特に、アフィリエイトサイトで利用するならWEBサイトの表示速度も重要なのであまりおすすめしていません。

エックスサーバーとロリポップ!で決められなければ

それでも、エックスサーバーとロリポップ!で決められなければ、取り合えずエックスサーバーを利用しておけば間違いはないです。

エックスサーバーは運用も安定していて、サポート対応も悪くありません。
高スペックでWEBサイトの表示速度も速いので、ストレスのないサイト運営が可能になっています。

ツイッターの口コミで比較

エックスサーバーとロリポップ!を比較したツイッター上の口コミもチェックしてみましょう。

月10万PVくらいまでならロリポでも十分

どのサーバーが稼ぎやすいとか無い

アフィリエイトでの稼ぎやすさで言えば、エックスサーバーもロリポップ!も変わらないですね。
ロリポップ!もハイスピードプランであれば十分高速で、速度によるSEO効果の違いもないです。

ロリポップも安くて良かったけれど、たまに不安定に・・・

ロリポップ!は不安定になることもあるとのことです。
どのプランを利用されているのかまでは分からないですが、このように感じている方もいるようですね。

各種レコードの設定・調整

これは、DNSレコードの設定のお話しですね。

確かに、レコードの設定後、完全に浸透するまでの時間はエックスサーバーの方が長いように感じます。
浸透するまで待てばいいだけの話しですが、これは確かにストレスではあります。

ただ、DNSレコードの設定に関しては上級者向けの作業になるので、ほとんどの方は関わることのない部分ではありますが。

ロリポップは管理画面がカラフル

最後に!

人気レンタルサーバーであるエックスサーバーとロリポップ!について、10の項目で比較しました。

私は、仕事でも個人でも両サーバーを利用しています。

正直、ロリポップ!の格安プランとエックスサーバーでは、WEBサイトの表示速度はかなり違います。
ですが、ロリポップ!のハイスピード以上のプランであれば、エックスサーバーにも引けを取らないです。

 

料金的に長期利用(36ヶ月契約)することでロリポップ!はかなりお得に利用することができます。
ただ、エックスサーバーはスペックだけでなくセキュリティやバックアップ機能も充実しており、安全にWEBサイトを運営したい方におすすめです。

両サーバーのメリット・デメリットをよくチェックしてから、どちらのレンタルサーバーを利用するか決めましょう。

 

それでも、どちらにするか決められなければ、取り合えずエックスサーバーを利用しておけば問題ないです。
表示速度が速く安定性にも優れているので、エックスサーバーを利用しておけば間違いはないです。